世界で200万店以上のネットショップが開設されているShopify。日本でも多くのネットショップがShopifyで誕生しています。
今回の記事では世界で最も使用されているECカートShopifyについて解説します。
- ネットショップを作りたくて情報を収集している
- EC業界に興味がある
- Shopifyについて詳しく知りたい
このように考えている方は、ぜひこの記事を参考にしてShopifyについて知っていただければと思います。
目次
Shopifyとは?自社でECサイトを開設するシステム!
2006年にカナダで誕生したShopifyは、2023年現在175カ国以上で展開し、200万店以上のECサイトが作られています。
Shopifyは「カート型」のECシステムを提供しています。カート型とは簡単に説明すると、自社でECサイトを構築する方式のことです。
それに対してAmazonのようなECサイトは「モール型」といい、ECサイト自体はAmazonが運営しています。事業者はAmazonに出品をし、手数料を払います。
モール型には、手数料が高い、ブランディングがしにくい、偽物が出品されるなどのデメリットがあり、近年カート型で自社ECを構築する事業者が増えています。
Shopifyで作られた有名な日本企業のECサイトは、「Francfranc(フランフラン)」「ゴーゴーカレー」「オリオンビール」などがあります。
モール型・カート型について詳しく知りたい方はこちらの記事をご参考ください。
Shopifyが支持される主な特徴3選
Shopifyには魅力的な特徴がたくさんありますが、今回の記事では3つピックアップして紹介します。
標準機能は最低限にし、高いカスタマイズ性を提供
ECサイトはストア毎に必要な機能が違いますし、画面のデザインのニーズも異なります。
商品登録や決済機能、会員登録、カート機能など、ECサイトに必須の機能は標準で提供されています。それ以外の機能はアプリなどで柔軟にカスタマイズが可能です。またデザインについても豊富なテンプレートから選ぶことができます。
2023年6月時点で、有料・無料合わせてデザインテーマは120種類以上、アプリは8000以上が販売されています。
またテーマを使用した画面デザインは、ノーコード(プラグラミングなし)で作成できるため、プログラミングやデザイン経験のないオーナー様でもオシャレでリッチなECサイトを作ることができます。
カスタマイズの例をいくつか列挙します。
- クロスセルやアップセルのアプリを導入し、売上拡大を目指す
- 自社のアフィリエイトプログラムを作成し、インフルエンサーマーケティングに取り組む
- 自動翻訳機能や通貨変換機能をつけ、海外に販路を拡大する
このようなカスタマイズが手軽に可能です。
活発なユーザーコミュニティー
Shopifyにはストアオーナーやアプリ開発者、Shopify パートナー(構築者)などのオンラインコミュニティーがあります。
イベントが開催され情報交換できたり、わからないことを質問できたり、テーマやアプリについて意見交換したり、お互いがよりよいビジネスを運営できるようにサポートし合っています。
Shopifyのストア構築で行き詰まったら気軽に相談することができますし、初めから構築を依頼することも可能です。
もし自社に適したアプリやテーマが見つからない時には、それらをイチから開発してもらうこともできます。
このコミュニティーを活かすことで、ECサイトを拡大するが容易になることでしょう。
高品質なサービスを安価なコストで利用可能
Shopifyを利用するには以下のコストがかかります。
毎月の基本料金
プラン | 料金 | 日本円換算 1ドル=約140円 |
ベーシック | $33 | 約4,620円 |
スタンダード | $92 | 約12,880円 |
プレミアム | $399 | 約55,860円 |
Shopify プラス | $2000〜 | 約280,000円〜 |
※2023年6月時点
プランの主な違いはスタッフアカウントの数と決済手数料です。小規模事業者や個人がECサイトを開設する場合には、Shopifyベーシックがオススメです。
手数料(Shopifyペイメント利用時)
※Shopifyペイメントは、Shopifyが提供するクレジットカード決済です。
ベーシック | スタンダード | プレミアム | |
VISA・Master Card | 3.4% | 3.3% | 3.25% |
American Express | 3.9% | 3.85% | 3.8% |
JCB | 4.15% | 4.1% | 4.05% |
※2023年6月時点 他の決済方法の手数料についての詳細はこちら
有料テーマや有料アプリ
有料テーマは、$200〜$300前後(約28,000円〜42,000円)で販売されています。
無料テーマでもとてもオシャレで機能が充実しています。
アプリは、無料で使用できるものも多く、有料のものでも月額$10〜$20程度(14,00円〜2,800円)のものが多いです。
比較的安いとはいえ、年間コストに換算するとかなりの金額になるので、必要なアプリのみを厳選して導入するのがおすすめです。
早い入金サイクルでストアをサポート
Shopifyは翌週金曜日(最短5営業日)には入金されます。
これは国産のメジャーなECカートよりも早いです。
小売業者にとってキャッシュフローは死活問題のため、早い入金は嬉しいですよね。
単純な料金比較だけをするならば、Shopifyの方が高く見えてしまう場合もありますが、世界最高水準の機能やデザインに加えて、万全のサポートが得られるのであれば、コスパはとても良いと言えます。
ECサイトを始めるならShopify!
今回は世界で最も使用されているECカート「Shopify」について解説しました。開設に興味を持ち、さらに詳しく知りたい方は以下の記事がオススメです。
当サイトでは、ECサイト業界について、Shopifyについて記事で紹介しています。今後もぜひお立ち寄りください。