Amazon・楽天・Shopify・BASEなど一度は聞いたことがあるECサイトのサービス名。全く同じではないことは何となくわかるけど、具体的に何が違うのか?
みなさんこんにちは。
ShopifyでのECサイトデザインをしているナカムラアキラです。
今回の記事はこのような方にオススメです。
- オンラインストアの出店を検討している
- EC業界に興味がある、勉強している
この記事を読んでいただければ、たった10分でECサイトサービスの分類とその特徴が掴めます。
時間がない方は「10秒まとめ」だけでもぜひご覧ください。
10秒まとめ
以下の4つの分類と特徴があります。
出店コスト | 手数料 | デザイン性 | 機能カス タマイズ性 | 集客 | |
モール型 | 低〜中 | 高 | 低 | 低 | 楽 |
カート型 | 低〜中 | 中 | 中 | 高 | 難 |
パッケージ型 | 高 | 低 | 高 | 高 | 難 |
完全自社開発型 | 超高 | 低 | 超高 | 超高 | 難 |
※簡単にまとめたイメージです。個々のサービスの特徴を的確に反映したものではありません。
それでは詳しく紹介していきます。
ECサイトとは?
EC = 電子商取引
まず基本的な用語について解説します。
ECという言葉はかなり一般用語化してきました。
ECとはElectronic Commerce(電子商取引)のことですが、日本語にするとわかりづらいですよね。
要約すると「オンライン(ネット)上で行われる商品やサービスの売買」のことを指します。
ECサイトはこの売買を行う場所つまりお店のことで、ネットショップ、オンラインストア、Webストアという呼称もありますが、これら全てECサイトと同義語です。
さてこのECサイトですが、様々な形態があります。
ECサイトの主要形態
ECサイトには大きく分けて、「モール型」「カート型」「パッケージ型」「完全自社開発型」と4タイプに分かれます。
「モール型」は、オンライン上にあるショッピングモールのイメージです。
「カート型」は、街中の路面店のイメージになります。
「パッケージ型」と「自社開発型」も「街中の路面店」になりますが、その立ち上げ方が異なります。
それぞれについて詳しく解説します。
モール型
オンライン上に存在する「ショッピングモール」です。
代表的なモール型であるAmazonや楽天市場を利用したことがある方は、多いのではないでしょうか。
モールには数多くの店舗が出店しており、食品や依頼、家電製品など様々なジャンルの様々なブランドの商品が取り扱われています。
例えば「時計」を買おうとする場合、ロレックス、オメガ、Gショックなど様々な商品が並んでいます。
そしてロレックスを買おうとした場合でも、同じ商品で値段が違ったり、新品や中古が販売されていたりします。
数多の商品がひとつのモールというオンライン上のストアで比較検討でき、そして購入できるため、顧客にとってとても利便性が高いものです。
そして様々な店舗の商品を「買い物カゴ」に入れても、最後にはAmazonや楽天市場で決済をします。
そのためお客様にとっては”そのショッピングモールで買うこと“が購買動機に大きく影響しています。
ストアオーナーがモール型に出店するメリットは、
- 集客をする必要がない
- モールの信頼性が高く、購入のハードルが低い
- 出店にかかるコストや手間が低い
- (モールや出品方法によっては)個別の配送手配が不要
デメリットは
- 販売手数料が高い
- デザインのカスタマイズ性や機能拡張性は低い
- 差別化しづらく、モール内で価格競争が起きやすい
- モールの方針(経営戦略・マーケティング・手数料変更など)に左右される
代表的なモール型EC: Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング、ZOZOTOWNなど
カート型
カート型はオンライン上にある「街中の路面店」です。
「時計」を例にとると、ロレックスの時計が欲しいと考えている顧客は、きっとロレックスの店舗に直接足を運んで、ロレックスの商品を見比べるでしょう。
街中の路面店に訪れる際には、顧客は「◯◯が欲しい」とより強く思っている場合が多いです。
特にオンライン上となると、特定の商品やブランド名で検索する場合が多くなります。
顧客の購買動機は、”商品やサービスそのものやブランド”などに大きく影響を受けます。
カート型のメリットは、
- 販売手数料が比較的安い
- 自ブランドを確立しやすい
- オンラインストアに必要な機能を選択して、簡単に実装できる
- デザインやマーケティングなどの自由度が高い
デメリットは、
- 集客を自分たちで行う必要があり、ブランド力・商品力・知名度が低いと顧客に全くリーチできない
- ショップのデザインや機能の実装にコツが必要で、手間がかかる
代表的なカート型EC:Shopify、BASE、STORES、カラーミーショップなど
パッケージ型・自社開発型
パッケージ型と自社開発型は、イメージとしてはカート型と同じ「路面店」ですが、異なる点があります。
カート型は”ビルなどにテナントとして出店“するのに対し、パッケージ型と自社開発型は”自社ビルや店舗を建てて出店“するイメージです。
カート型では、基本的な機能などは提供サービス元が用意してくれていますが、パッケージ型・自社開発型では自分達で用意する必要があります。
当然後者の方がお店のデザインや機能の自由度は高いですが、その分お金も時間も労力も多くかかります。
パッケージ型の場合はある程度の機能は提供されており、デザインなどを自分達で自由にカスタマイズできます。
自社開発型では機能も自分達で作る場合がありますし、一部の機能だけパッケージ型を購入したりもします。
どちらも費用と時間がかなりかかりますが、自社開発型の方がより高くなります。
メリットは
- ショップデザインの自由度が高い(ほぼ無制限)
- 既存の商品管理や販売フローを利用できる
- 自ブランドを確立しやすい
デメリットは
- 集客を自分たちで行う必要がある
- ショップ構築に多大な時間と費用がかかる
そのため強力な自社ブランドと多額の予算と時間がない限りは、パッケージ型・自社開発型は止めた方が無難です。
代表的なパッケージ:EC-CUBE、WordPressを用いたECサイトなど
まとめ
いかがでしょうか。
今回はあくまでそれぞれの分類の特徴をざっくりまとめたので、それぞれのサービスによって異なる点があります。
ECサイトでの出店を検討されている場合に、まずどのジャンルで始めるかという参考になれば幸いです。
今後もぜひお立ち寄りください。